読書

【感想】『サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット』モーガン・ハウセル (著), 児島 修 (翻訳)

久しぶりに読書したが、めちゃくちゃ名著だった。定期的に読み返すべき本。以下感想。

 「投機家はどれだけ金を払ってでも、傲慢にならないための方法を学ばなければならない。優秀な人間が大失敗するのは、たいてい傲慢さが原因だ。」

  サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット p.103


指数には劣後してるが、今年パフォーマンスがそこそこ良く正直浮かれてた部分があったので、とても耳が痛い。たまたま市況がいいだけ。勉強は全く足りていないと自分に言い聞かせねばと思った。

この言葉は二度と忘れないようにしたい。

 「収入-エゴ=貯蓄」

  サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット p.158


これも耳が痛い。いつか高級車乗りたい、豪邸建てたいと思っているエゴに塗れた人間故、身が引き締まる思いだった。

一番大切なのは家族が笑顔で自分も笑顔。時間にもお金にも縛られず幸せで過ごすこと。エゴを優先した結果貯蓄がなくなり、幸せから遠のいては意味がない。

 「有望だが興味のない企業に投資をするとき、うまくいっているときはそれでいいかもしれない。しかし必ず潮目が変わるときが来る。そのときに、興味のない企業の株を持ち続けることで大切な資産が減っていけば、二重の辛さを味わうことになる。」

  サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット p.175


うまくいっているときは忘れがちだが、含み損に陥ったとき、好きじゃない会社だと二重で辛い。

下がってもその銘柄を愛せるか。辛い時でも愛せるか。夫婦関係みたいだなと思った。株式投資はある種恋愛と似てるかもしれない。

 「投資においては、「自分がどれくらいの時間軸で投資をしようとしているかを忘れず、別のゲームをしている他人の言動に惑わされないこと」ほど大切な考え方はない。」

  サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット p.252

X(旧Twitter)見てると違う時間軸の人が沢山いる。惑わされないようにしないといけないと思った。

人の意見から学ぶのはいいけど、時間軸を考慮した上で。頭に置いておく。

感想以上。最近本読んでなかったけど、もっと沢山本読まないといけないなあと強く感じた。

翻訳された本だけどとても読みやすい上、いい本だった。結構万人にお勧めできそう。

以上。